モロッコに行ってきました.6
ワルザザードの街
モロッコはイスラム教で、1日5回お祈りをする。街のモスクから5回アザーンって言うお祈りへの呼びかけが流れる。
メルズーガからワルザザードまでの移動時間は長くてずっと外を見てたけど
山にでっかくアラビア語で何か書かれてて
運転手の人にあれ何?って聞くと
この国には国王がいて、アッラー(神)がいる
って書かれてるんだよって
上から神、国王、国民、のアラビア文字
私は宗教のことは触れたことないしよくわからないけど少し不思議だった
神の何を信じてるんだろう
これだけ日常の決まりというものにルーズな彼らはなぜ宗教だけは抜かりないのか
普段私たちと話してるときでもほとんど笑わない運転手の彼も私が観光して戻ってくると
小さな絨毯を道路の隅に敷いて、メッカに向かって礼拝していた
私が帰ってきたのに気づいたら慌てて車に戻ってきてくれた
全然気にしなくてよかったのに
運転に戻った彼は少し涙ぐんでて
ゆっくりしてよかったのに、お祈りしてたの?って聞くと
無愛想な彼がにこやかに、Muslim is good
って言った
何でだろうって思ってたけど
きっと彼らにとっては生まれたときから当たり前のことで、朝起きて、ご飯を食べて、夜は眠るってこととおんなじように、そこにお祈りがあるだけなんだなって
少なくとも私の今までの宗教のイメージが
"決まりごと"のイメージだったから
そういうことではないんだなって
日常で、自分の中の一部なんだなって
何で、ということでもないのかもしれない
理由とかじゃないのかもしれない
もっと突き詰めたらきっと何かでてくるんだろうけど
私が肌で感じたのはそういうことだった
国全体の一体感みたいなものを感じた
それは建物の感じとか女性が肌をあまり見せることが好ましくないとか禁酒しているとか豚肉を食べないとかそういうこともあるけど
みんなが心に持ってるものが何かあるような気が、した
書きながら毎日聞いてたアザーンの声を思い出した
体力的にすごくきつかったけどモロッコまたいつか行きたいな
4コメント
2019.05.22 01:56
2019.05.21 13:14
2019.05.20 22:27